秋バラが鑑賞したくて、昨日は北区の旧古河庭園へ夫と出かけました。
園内には大正時代に造られた洋風庭園、和風庭園、石造りの洋館があります。
園内に入ってすぐに目を奪われるのが、重厚でクラシックな洋館。古川財閥の実業家、古川虎之助の本邸として、1917年に建築されました。
庭園を臨む小高い丘の上にどっしりと建ちます。鹿鳴館を手がけた英国人建築家ジョサイア・コンドルによる設計。外壁は赤黒い新小松石が使われているそうです。
お庭を見ながら、テラスで優雅にお茶することもできます。
洋館の中も見学しました。写真撮影が禁止だったのでお見せできませんが、贅を尽くした空間に息を吞みました。
高い天井、大きな窓、漆喰の壁、豪華なマントルピースと大きな鏡、作り付けの立派な書棚、白い壁に精巧に彫られたバラや果物の彫刻、などなど。
部屋ごとに違う照明や壁紙によってテーマ分けがされ、それぞれの部屋で印象がガラリと変わる点もこだわりを感じました。
バラ園は個人宅のお庭なので小ぶりですが、洋館とマッチしてメルヘンの世界でした♡ただおそらく秋より、春のほうがもっと華やかになると思います。
洋風庭園を下ると、手入れの行き届いた素晴らしい和風庭園が広がります。これからの紅葉の時期がベストシーズンかと思います。
都内の文化財庭園、手ごろな入場料で自然と歴史に触れられるのがとてもよいですね。まだ行ったことのない庭園にも次回行ってみます(*^^*)