『ラーゲリより愛を込めて』
観に行ってきました。
もう、涙が止まりませんでした。映画を観てこんなに泣いたのは久しぶりです。かなり前に観た『永遠の0』以来かも。
第二次大戦後の旧ソビエト連邦、シベリアのラーゲリ(強制収容所)が舞台。長期間抑留された山本幡男さんの実体験を基に、ラーゲリでの日本人捕虜達の過酷な生活が描かれています。
−40度の極寒の地で、食事も満足に与えられない中での強制労働。
一番長い人で11年間も捕虜生活を送ったとのこと。そしてシベリア抑留では6万人近くの日本人が、帰国を果たせぬままに亡くなっています。
極限状態の中でも何とか人間の尊厳、良心、友情、愛情を保とうとする山本さんと仲間たち。心が震える場面がいくつもありました。
俳優陣の演技も素晴らしかったと思います。
今の日本の平和は、彼らのようなとてつもない犠牲のうえにあるのですよね。
日々穏やかに暮らせることに、心から、感謝しなければならないと改めて思います。
そして、今まさに戦禍を被っている人々のことを想わないではいられません。
どうか、一刻も早く平和が訪れますように。
映画を観に行かれる際は、ハンカチを忘れずに(*'ω'*)