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~好きなこと、好きなもの、日々雑感~

アン&マリラ 第8章 お気に入りの場面

赤毛のアン』の原書『Anne of Green Gables』を、”超”マイペースで読んでいます。

ようやくChapter8の「Anne's Bringing-up is Begun」まで進みました。

 

アンがめでたくクスバート家の養女となり、マリラがアンを教育し始める場面が描かれています。

この章でとても好きなシーンがあります。

 

アンがマリラをどう呼ぶかで、二人がちょっと揉める場面です。

家族に飢えているアンは Aunt Marilla と呼ばせてほしいと懇願しますが、マリラはきっぱり断ります。

事実とは違う呼び方はされたくないから、シンプルにマリラと呼んでと。

 

アンは食い下がります。

"But we could imagine you were my aunt."(私の叔母さんだと想像すればいいわ)

マリラ "I couldn't," (ムリね)

アン "Do you ever imagine things different from what they really are?"

(事実と違うことを想像したことないの?)

マリラ "No.' (一度もないわよ)

アン "Oh!" Anne drew a long breath."Oh, Miss -- Marilla, how much you miss!"

(まあ)アンは深く息を吸って(なんてもったいない!)

 

マリラの一片の迷いもない、断固とした拒否。その様子に心底驚き、心からマリラを気の毒に思うアン。まだ11歳のアンが、まるで融通のきかない大きな子供をなだめているように私には感じられ、クスリと笑ってしまいます。

 

面白いのはこの後アンはマリラに、アンの「想像上の」大親友、ケイティとヴィオレッタの話をすんごく詳しく話すのですよね。

この二人の話は神聖だから、誰にでも打ち明けるわけじゃないのよと言って。

 

マリラ叔母さん、と呼ぶのを断られてもなお、アンはマリラが「同類」になる余地があると直感していたから話したのかもしれませんネ。

マリラが、アンをきちんと教育すればレディーになると直感したように(*^^*)

 

『Anne of Avonlea』(アンの青春)との合体版。時間をかけてのんびり楽しみたいと思います。上にちょこんと出ているのはアンのお仲間から頂いた手作りの栞。可愛くてテンションがあがります。Thanks♡