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~好きなこと、好きなもの、日々雑感~

Boston~思い出を辿る旅⑨~

全米最古の植物園Public Gardenを後にしてNewbury Streetへ。

Newbury Streetは観光客に人気のスポットで、アパレル店やレストラン、カフェなどが軒を連ねるお洒落な通りです。34年前はハイブランドのブティックばかりで高級なイメージでしたが、以前より少し庶民的になったかなという印象を受けました。

 

この通りで34年前に撮った写真はLaura Ashley のお店の前でです。Laura Ashleyのショッピングバックを提げて佇む20歳の私が写っています。

なのでLaura Ashleyに行きたかったのですが、残念ながらお店はもうありませんでした(泣)後日訪ねたショッピングセンターCopley Squareでも、Gapが閉店していて何だか悲しかった。Gapは当時アメリカでは学生のお財布にやさしい価格帯だったので、よく通ったお店でした。

ボストンの街にはあちこちに教会があり、どれも重厚で見惚れるほど美しい佇まいです。

 

時差ボケもあり歩き疲れたので、カフェで一休みすることにしました。いまボストンで超人気のカフェ"Tatte Bakery”へGO。

ところが店内は混んでいて満席状態。そこでテイクアウトしBoston Commonで食べることにしました。

 

ショーケースには美味しそうなパン、ペストリーが並んでいて迷いましたが私はマフィンとカフェラテに決めました。

さてレジカウンターでは口頭で注文しなければなりません。アジア系の若い可愛い女の子が早口で話してきました。とりあえずカフェラテと息子のコーヒーは注文できたけど、マフィンの商品名を覚えきれていない。。でも途中まで言ったら「Oh, #☆&*muffinね!」とわかってくれました(*'▽')

お洒落な店内。大人気で列をなしてました。

私の食べたマフィン。tatteのパンは日本人にも食べやすいと聞いていたけど、実際はビッグサイズでけっこう甘かった~ カフェオレはすごく美味しかったです!

 

話は逸れますがボストン、特にダウンタウンの観光地ではアジア系の人を見かける機会が殆どなく、日本人観光客にも全くといってよいほど会いませんでした。円安の影響かもしれません。

Tatteの従業員もアジア系はレジの子だけ。その代わり、折しもアメリカでは3連休だったこともあり国内からの観光客がわんさか押し寄せていました。

 

海外旅行へ行くとトイレが見つけにくいことがあります。ボストンの観光地では比較的困らないのですが、とりあえず行ける時に行っておこうと思い店内のトイレをお借りしました。

トイレは男女兼用で数人が並んでいました。そこで気付いたのが、皆さん自分がトイレから出てくると、次の人が入りやすいようドアを押さえて待っていてくれるのです。

"Thank you." "Welcome." 出る人と入る人が笑顔でやり取りします。私も皆さんに倣って同じようにしました。

 

今回再認識しましたが、私はアメリカのこういうところがとっても好きです。

レストラン、土産店、コンビニ、タクシー。至るところで"Thank you." "Welcome." "Sorry" "Have a good one(day)."といった挨拶が当たり前に交わされます。このシンプルだけど温かいコミュニケーションが心地よいのです。

 

日本ではお店を出てから入るまで無表情で無言、なんてことたまに無いですか?街の店員さんに「よい一日を」なんてまず言われないし。たまに「お気をつけて」くらいは言ってくれる人はいるかな?

 

アメリカにいるあいだ私は、明らかに日本にいる時よりだいぶフレンドリーでした(笑)郷に入っては~でアメリカ流の礼儀だと思ったし、簡単な挨拶とはいえ交流が楽しく気持ちよかったので笑顔も惜しみませんでした(*^^*)

あともう一つ、無意識ですが本能的に自分たちの身を守るためには(自分が怪しい人物と思われないように)愛想よくしておくことが安全、という気持ちが働いたと思います。

 

さて無事お昼をゲットしてBoston Commonのベンチで食べようと思ったのですが…

To be continued...