My Favorite Things

~好きなこと、好きなもの、日々雑感~

ボストン~思い出を辿る旅⑭~

ホテルからゲストハウスへ移動した翌日、友人との再会を34年振りに果たしました。

日本人女性のYさんは当時大学に勤めていて、ボストン滞在時に生活面などで大変お世話になりました。私より20歳ほど年上でご主人はアメリカの方です。

 

ボストン留学を終えてから34年間、毎年クリスマスカードを送り合っていました。Yさんはいつも、その年にあった出来事やボストンの様子などを達筆な字で細かく書いておしえてくれました。Yさんからのカードを読むことが年末の大きな楽しみでした♪

メールの時代になっても敢えてメアド交換はせず、美しいデザインのクリスマスカードや手書きならではのぬくもりを味わい、ボストン再訪への夢を温めていました。

 

さてその日は、Yさんが市内を車で案内してくれることになっていました。Yさんがゲストハウスまで迎えにきて下さり、ついに再会の瞬間が!

夢にみた本物のYさんが目の前にいて胸が熱くなり、お互いどちらからともなくハグしました。涙が溢れそうでしたが堪えました。

思い出しながらこれを書いていると、また泣きそうになります。

 

34年振りだけれどYさんのお顔には当時の面影がちゃんとありました。ハキハキとお話し颯爽とした様子の奥に、温かさが滲み出るお姿は当時のままです。

Yさんと息子はもちろん初対面ですが、私が何度か家族写真を送っていたので「〇〇くんの小さい時の写真見てるわよ。かわいかった!今も可愛いけど」なんて言ってくれました(笑)

 

そしてYさんの車に乗り込み、3人にとって宝物となった楽しい1日が始まりました。

まずはCharles Riverを渡ってハーバード大学などがある大学都市Cambidge 地区へ。

ケンブリッジ地区からチャールズリバー越しにダウンタウンを臨む。

To be continued...

年末☆洋&和のランチ

今週は年末の楽しいランチが続きました。

まずは姉との定期ランチで新橋へ。第一ホテル東京の21階『ラウンジ21』でフレンチです。ガラス張りの店内からの景色がよく、あまり混んでいないので落ち着いて長時間お喋りできます(*'▽')価格もリーズナブルで席だけの予約もできるので便利です。

 

ホテルは歴史を感じさせるクラシックな雰囲気がとても素敵でした。大きなクリスマスツリーがレトロ感あふれるロビーに綺麗に映えてました!

入口もクリスマス仕様です☆

 

そして昨日は久しぶりに会うアン友さん達と一緒に、年末なので奮発して芝の『とうふ屋うかい』へ。赤羽橋駅から徒歩で5分、東京タワーへ向かって進むと左手に見えてきます。東京タワーのまさに足元にある風情あふれる料理屋さんです。

入口を入りお庭を進んでいくと真上に東京タワーが!柿の木には可愛いメジロがたくさん止まって実をついばんでいました。

とても広いよくお手入れされた和風庭園。まだ紅葉も残っていて侘び寂びの美しさを堪能できました。

お料理は平日ランチコース。写真は鮭味噌柚子庵焼、柿白和え、海老旨煮など。器から何から繊細で芸術的♡

名物翁とうふ。昆布だしで。

 

他に牛すじ大根、鯛ご飯、デザートなど全7品。もちろんどれも大変美味しくいただきましたが、中でもお庭の専用小屋で炭火で焼かれた「あげ田楽」が私はたいへん気に入りました!炭火ならではの香ばしさがたまりませんでした(写真撮り忘れました)。

 

小春日和の穏やかな冬の日、美味しいお食事と楽しいお喋りを堪能できて素敵な1日となりました。大・大感謝です。

 

帰りに、話題の麻布台ヒルズに寄ってみました。クリスマスマーケットが開かれていて大勢の人で賑わってました(^_-)-☆

ボストン~思い出を辿る旅⑬~

ボストン滞在後半は、かつて私が通った大学のゲストハウスに泊まりました。

大学職員をしているEさん(地元のアメリカ人)が学校のすぐ裏で自宅の2階を貸していて、卒業生とその家族なら三食付きで破格の値段で泊まれます。ホテルがものすごく高かったので、ゲストハウスがあって本当に助かりました。食事は大学寮のカフェテリアを利用します。

 

家自体は年季が入っていて床がギシギシしてましたが、可愛らしいお家でした。他にゲストはいなくて、2階の部屋とバスルームは私たちが独占できたので快適でした。ただ暖房らしきものはなく夜は少し寒かったので、冬に泊まるのは厳しいかもしれません。

なによりEさんがとっても可愛らしく優しい方だったので、それだけで心温まりました(*'ω'*) 

 

ゲストハウスから大学は歩いてほんの2~3分。夕方になり食事をとるために大学のカフェテリアへ向かいました。

ついに、夢にまでみた34年ぶりの母校訪問です!やっと、やっと、叶いました(泣)

学校の入口に着いて辺りを見渡しながら、俄かには現実とは信じられず、とても不思議なフワフワした気持ちになりました。

ゆっくりゆっくり、味わわなければ。

 

カフェテリアはブッフェスタイルで、これも昔と変わっていません。アメリカに来てから野菜不足だったので、サラダとおコメが嬉しい~

食後は少し散歩してゲストハウスに戻り、ゆっくりバスタブ付きのお風呂に入りました。ホテルにはバスタブが無かったので、お湯に浸かれて幸せでした♡

カフェテリアには少しだけ日本食も♪

 

翌日、いよいよ友人との再会が叶うこととなります。

To be continued...

ボストン~思い出を辿る旅⑫~ Uberライドシェア

日本で今、解禁するか否かで議論になっているライドシェアリング。

自家用車でタクシーのバイトができちゃうこのシステム、ボストンではめちゃめちゃメジャーな交通手段になってました。

いわゆる"白タク"と違うのは、「ぼられる」心配が無いこと。

 

日本でUberアプリをスマホにダウンロードしておけば、アメリカでそのまま使えます。アプリの「乗車」→「配車を依頼」を選び現在地と行先を入力すれば、配車可能な車種と金額がリストアップされてきます。好きな車を選びタップすれば予約完了。

 

ボストンの街で配車予約する際、どんなドライバーが来るのか毎回ドキドキしました。

犯罪に巻き込まれないために、ドライバーの名前と車種&ナンバーを必ずチェック。自分でドアを開けて”Hi”と挨拶。シートベルトを締めて出発!

 

ボストン滞在中、Uberに3回乗りました。

自家用車ですから車種もいろいろ、ドライバーさんもいろいろ。

最初に乗ったのはホテルからParker's Restaurantまで。若いアフリカ系のドライバーさんで、アプリ内の私の登録名が漢字だったので「読めなかった~」と。海外でUberを使う時は漢字でないほうがよいかも。

そのうち小さな警報音?みたいなのが鳴り出して、何だろう?と思っていたら「後部座席の使わないシートベルトを間違って触ると音が鳴るんだ。気にしなくていいよ」と。

へえ。これも防犯の一環なのかしら?

すごくフレンドリーでもなく愛想が悪いわけでもない、真面目なドライバーさんでした。

 

次に乗ったのが、街中からホテルに戻るとき。

この時の待ち合わせにとても苦労しました。アプリ内でpick up の場所を指定しますが、自分のいる場所とドライバーが迎えにくる場所が一致しない!

異国の地で道路事情がわからず、車が停止できない場所なのかもしれないし、そもそも指定場所が間違っているのかも。

「ドライバーが到着しました」というメッセージが表示されても、いっこうに会えない。

で、なかなか会えないとドライバーから電話がかかってきます。

最初電話がかかってきた時「アメリカ合衆国」と表示されてビビりました。あたし入国時に何か手続きし忘れたかしら?

 

よくよく聞くとUberのドライバーさんで、ここにいるから来てくれみたいなことを言ってる。いやいや焦っているうえに、騒音のある街中。電話でナチュラルスピードの英語を正確に聞き取るのはムリだってば( ;∀;)

結局この予約はキャンセルされ、キャンセル料として5ドル取られました(泣)

 

めげずに再チャレンジで他の車を予約。今度こそと思ったのですが…やはり待ち合わせがうまくいきません。また電話がかかってきたので、ひたすら「私は○〇ビルの前にいる!」と言い続けました。

あちらはあちらで「反対側の道路だよ!」みたいなことを言ってて、泣きそうになったところで、私に向かって大きく手を振っている人を見つけました。やったー!

この運転手さんはおそらくインド系かな?とても感じのよい方で「ボストンは気に入った?どこから来たの?」などと話しかけてくれました。

 

無事、ホテルに到着。

Uberはあらかじめアプリに登録しているクレジットカードで決済します。その際にチップするか否か、チップする際は何%か選びます。あとは☆で評価も。

この時はまだUberの料金システムをしっかり把握していなかった私。待ち合わせに遅れても根気強く待ってくれたし感じの良い人だったので、少しチップをはずみました。

でも後で支払い履歴を確認したら、「待機料金」として3ドルほどしっかり加算されてました!あらら~私お人好しすぎましたね。

 

3回目は、ホテルから大学のゲストハウスに向かう際に利用しました。

普通車とエコカーが同じ値段だったので、エコカーにしてみました。ドライバーさんは大柄のアフリカ系の方で、車の中で電話していた言葉がスペイン語だったので出身は中南米なのかもしれません。

それまでで一番長い距離(といっても30分弱ですが)を乗り、途中治安の悪そうな雰囲気の地区も通過したので緊張しました。アプリ内で今どこを通っているか、あと何分で到着するかチェックできるので、終始それを見て過ごしました。

無事に到着したあと例によってアプリ内で清算しますが、この時のチップのパーセンテージが今までより高く感じたので迷いました。

ゲストハウスオーナーに相談したら、評価で5starsもらうのが一番大事だからチップしなくてもいいんじゃない?と言われたので結局No tip に。

でも何となくNo tipは悪かったかな~という、後ろめたい後味の悪さも残りました。チップ文化、正直面倒です。

 

従来のタクシー会社のタクシーも一度、乗りました。こちらはメーター制で支払いは車内の機械。クレジットカードの差し込みに手こずっていたら、運転手さんがひとこと。「チップもちゃんと払った?」(笑)よっぽど心配だったのね。

Yes!!とはっきりお返事しました(^_-)-☆

To be continued...

Boston~思い出を辿る旅⑪~

Newbury Streetの人気カフェTatteでコーヒーとマフィンを購入し、Boston Commonに向かおうとしました。公園のベンチで食べようと思ったのです。

 

ところが!お店のドアを開けたら本降りの雨( ;∀;)

午後から雨予報ではありましたが、もう少しもってほしかった。。。

 

混み込みの店内でぐずぐずしているわけにもいかず、取り敢えず持参した折り畳み傘をさしてBoston Commonへ。屋根のある場所があるかもしれない。

 

公園を少し歩くと、東屋のような休憩場所を発見しました。椅子はないけどテーブルはあったので、そこでコーヒーを飲んでひと休み。

そのうち雨が止んだので、濡れたベンチをタオルで拭いて座りようやくゆっくりマフィンを食べました。

 

この後Quincy Marketまで歩こうとしたのですが、旅の疲れが急に押し寄せてきて、少し気分が悪くなってしまいました。なのでひとまずホテルへ。

ホテルへ戻るのに再度ライドシェアのUberを利用したのですが、この時のドライバーとの待ち合わせにもの凄く苦労しました。Uberについては別コラムで詳しく書きたいと思います。

 

さてホテルの部屋で一休みし、暗くなる前に近くのハーバーをのんびり散歩しつつ夕食の調達に出かけました。

 

到着日にロコタビのガイドさんから「ここ美味しいわよ」と聞いていた、YANKEE ROBSTER へ行ってみることに。ホテルから徒歩10分くらい。

お目当てはロブスターロール♡ボストンといえばシーフードです。

 

店内はさほど広くなく、人気のようで賑わってました。

レジのお兄さんにTraditional Lobster Rollと Fish Sandwichを注文し、クレジットカードで支払ったのですが、レジ用タブレットの下の方にtip するかしないかの表示が出てきました。

いくらなんでも、カウンターで受け取るだけなのにtipは払いたくありません。なのでNo tipをタップ。特に接客態度は変わらなかったので、No tip を選ぶ人が多いのでしょう。

 

数あるお店の中では、観光客を見くびり勝手にチップを足した合計金額を提示してくる例もあるらしいので、要注意です。

 

さて無事夕食をゲットしてホテルでのんびりdinnerタイム。

ポテトが目立ってますが、奥がロブスターロールです。ロブスターがめちゃめちゃ新鮮で美味!もちろんビッグサイズです(*'▽')

Fish Sandwich。写真だと小さく見えますがこちらもデカいです。サクサクの白身魚フライが挟んでありタルタルソースをかけて食べます。yummy♡

 

そしてポテトフライがこれまた美味。私は正直、ポテトがいちばん美味しかった(笑)ふわふわ&ホクホクで、ケンタッキーフライドチキンのポテトに似てます。

 

ロブスターロール$35.99、フィッシュサンド$15.99(サンドイッチメニューの中で一番安い)高い。。。(泣)

ただサイズが日本の1.5倍はあるので2食分にはなります。実際この日は食べきれず、翌日の朝食に残りをいただきました。

To be continued...

Boston~思い出を辿る旅⑩~ドアマンのお爺さん

箸休めコラムです。

元祖ボストンクリームパイを食べに行ったOmni Parker House Hotelでのお話。

 

ホテルの入口で緊張してドギマギしていた時、たぶん70代くらいのアフリカ系のお爺さんドアマンが、優しい笑顔で"Are you all set?"(準備はオッケーかい?)と聞いてくれました。

私たちParker's Restaurantに来たのよ、と告げるとサッとドアを開けて「入ってすぐ左だよ」とこれまた柔和な微笑みを湛えておしえてくれました。

 

異国の地に降り立ったばかりで緊張している私には、もうこれだけで嬉しくて感動し泣きそうでした。

物腰やわらかく、包み込むような優しい雰囲気が言葉にも態度にも滲み出ているジェントルマン。いつまでも忘れ難い本当に素敵な方でした。

 

食事後にホテル内でトイレを探してウロウロしていた時も、そのお爺さんドアマンさんがトイレの場所をゆっくりの英語で2回繰り返して教えてくれました。

ボストンで英語をゆっくり話してくれた人は後にも先にもこのドアマンさんだけです。しかもトイレの場所の説明( ;∀;)

本当に、彼の優しさのおかげで心がと~っても温かくなりました。

 

異国の地で親切にされるのは、こんなにも嬉しいのだと実感。日本で困っている外国人観光客がいたら必ず親切にしよう!と心に誓った経験でした(*^^*)

Boston~思い出を辿る旅⑨~

全米最古の植物園Public Gardenを後にしてNewbury Streetへ。

Newbury Streetは観光客に人気のスポットで、アパレル店やレストラン、カフェなどが軒を連ねるお洒落な通りです。34年前はハイブランドのブティックばかりで高級なイメージでしたが、以前より少し庶民的になったかなという印象を受けました。

 

この通りで34年前に撮った写真はLaura Ashley のお店の前でです。Laura Ashleyのショッピングバックを提げて佇む20歳の私が写っています。

なのでLaura Ashleyに行きたかったのですが、残念ながらお店はもうありませんでした(泣)後日訪ねたショッピングセンターCopley Squareでも、Gapが閉店していて何だか悲しかった。Gapは当時アメリカでは学生のお財布にやさしい価格帯だったので、よく通ったお店でした。

ボストンの街にはあちこちに教会があり、どれも重厚で見惚れるほど美しい佇まいです。

 

時差ボケもあり歩き疲れたので、カフェで一休みすることにしました。いまボストンで超人気のカフェ"Tatte Bakery”へGO。

ところが店内は混んでいて満席状態。そこでテイクアウトしBoston Commonで食べることにしました。

 

ショーケースには美味しそうなパン、ペストリーが並んでいて迷いましたが私はマフィンとカフェラテに決めました。

さてレジカウンターでは口頭で注文しなければなりません。アジア系の若い可愛い女の子が早口で話してきました。とりあえずカフェラテと息子のコーヒーは注文できたけど、マフィンの商品名を覚えきれていない。。でも途中まで言ったら「Oh, #☆&*muffinね!」とわかってくれました(*'▽')

お洒落な店内。大人気で列をなしてました。

私の食べたマフィン。tatteのパンは日本人にも食べやすいと聞いていたけど、実際はビッグサイズでけっこう甘かった~ カフェオレはすごく美味しかったです!

 

話は逸れますがボストン、特にダウンタウンの観光地ではアジア系の人を見かける機会が殆どなく、日本人観光客にも全くといってよいほど会いませんでした。円安の影響かもしれません。

Tatteの従業員もアジア系はレジの子だけ。その代わり、折しもアメリカでは3連休だったこともあり国内からの観光客がわんさか押し寄せていました。

 

海外旅行へ行くとトイレが見つけにくいことがあります。ボストンの観光地では比較的困らないのですが、とりあえず行ける時に行っておこうと思い店内のトイレをお借りしました。

トイレは男女兼用で数人が並んでいました。そこで気付いたのが、皆さん自分がトイレから出てくると、次の人が入りやすいようドアを押さえて待っていてくれるのです。

"Thank you." "Welcome." 出る人と入る人が笑顔でやり取りします。私も皆さんに倣って同じようにしました。

 

今回再認識しましたが、私はアメリカのこういうところがとっても好きです。

レストラン、土産店、コンビニ、タクシー。至るところで"Thank you." "Welcome." "Sorry" "Have a good one(day)."といった挨拶が当たり前に交わされます。このシンプルだけど温かいコミュニケーションが心地よいのです。

 

日本ではお店を出てから入るまで無表情で無言、なんてことたまに無いですか?街の店員さんに「よい一日を」なんてまず言われないし。たまに「お気をつけて」くらいは言ってくれる人はいるかな?

 

アメリカにいるあいだ私は、明らかに日本にいる時よりだいぶフレンドリーでした(笑)郷に入っては~でアメリカ流の礼儀だと思ったし、簡単な挨拶とはいえ交流が楽しく気持ちよかったので笑顔も惜しみませんでした(*^^*)

あともう一つ、無意識ですが本能的に自分たちの身を守るためには(自分が怪しい人物と思われないように)愛想よくしておくことが安全、という気持ちが働いたと思います。

 

さて無事お昼をゲットしてBoston Commonのベンチで食べようと思ったのですが…

To be continued...